銀行・信用金庫からの転職ってしやすいの?
金融のスキルは転職しても活かせるの?
こんなお悩みを解決します。
- 銀行・信用金庫からの転職がしやすいかが分かる
- 転職先でも活かせる金融業界のスキルが分かる
僕(@koumablog)は令和3年に10年勤めた信用金庫を辞めて、ほぼ毎日定時上がりのホワイト企業に転職しました。
本当に平凡な職員でしたが、思い切って転職した結果、やりたい仕事や自分の時間を手に入れることができて充実した生活を送っています。
転職後の会社では「経理」と「採用関係」を担当しています。
- 信用金庫に10年間勤務し、実際に転職した経験があること
- 今の仕事で中途採用に携わり、企業側の目線からも話ができること
- 今の仕事で様々な人材会社から最新の情報を聞いていること
これらの経験をもとに情報をお届けしますので、きっとあなたのお役に立てると思います!
あなたは周りから
銀行や信用金庫のスキルは専門的だから転職したら通用しない!
金融業界で身につくスキルは中途半端!
などと言われることありませんか?
しかし、実際に僕が異業界・異職種の会社に転職して思っているのは
金融業界で身に付くスキルってめっちゃ役に立つ…
です。
普段、あなたが銀行や信用金庫で何気なく行っている業務、実は非常に汎用性の高いスキルだと気付いていますか?
汎用性の高いスキル=転職しやすいということ。
ぜひ活かせる強みを理解して、スキルを活かせる転職先を見つけましょう!
本記事の結論はこちら。
- 営業力
- 財務、会計力
- 事務処理力
- 文書作成力
- ストレス耐性
- 銀行業務検定など、一部の資格
銀行・信金から転職がしやすいのは汎用的なスキルが自然と身に付いているから
銀行や信用金庫からの転職はしやすいの?
結論、銀行・信用金庫からの転職はしやすいです。
理由は、金融機関で身についているスキルは非常に汎用的で、転職後も十分通用するから。
同業界はもちろん、異業界でも通用するスキルばっかりなんです!
銀行・信用金庫からの転職にオススメの業界、職種についてはこちらの記事をご覧ください。
≫銀行・信用金庫は転職に有利?経験を活かせる5つの業界・3つの職種を解説!
転職後も活かせる最強スキル5つ
銀行・信用金庫で身に付く、転職後も活かせるスキルはこの5つです。
- 営業力
- 財務、会計力
- 事務処理力
- 文書作成力
- ストレス耐性
順番に解説します。
営業力
まずは営業力です。
金融機関で営業の仕事をしている方も多いのではないでしょうか。
営業を通じて得られているスキルは、主にこの3つです。
- コミュニケーション力
- 提案力
- 無形商材・法人営業
コミュニケーション力
営業は、取引先と話をして「コミュニケーションを取る」仕事です。
コミュニケーション力は仕事の基本となる重要な力であり、この力が鍛えられているのは非常に大きな強みと言えます。
同じ営業職に転職する場合はもちろん、仕事上、社内でのコミュニケーションは必須なので、必ず役に立ちますよ!
提案力
営業をしていると、様々な情報をもとに、取引先に提案する情報や商品を考えることが多いですよね。
企業が中途採用の人材に求めるのは、まさにこの「提案力」です。
言われたことは確実にこなしてみせます!
前職の〇〇の経験を活かして、御社に様々な取り組みを提案していきます!
もし、あなたが採用担当なら、どちらを採用しますか?
圧倒的にBさんですよね。
言われたことをただ忠実にこなすだけの人は、中途採用では全く求められていません。
自分で自主的に考え、様々なことを提案していく力は今後も必ず活かせるスキルと言えます!
無形商材・法人営業
銀行・信用金庫の営業は、形のない「無形商材」を「法人」に売り込みます。
実は、この「無形商材」と「法人営業」の2項目、転職市場では高く評価されるんです。
理由は次の通り。
無形商材:有形商材より難易度が高く、商品や営業の本質が理解出来ていないと売れないから
法人営業:売上金額が個人よりも大きいから
つまり、市場価値的には「無形商材>有形商材」「法人営業>個人営業」なんです。
この難易度が高い2つの営業経験は、評価が高く、転職後も重宝するスキルですよ!
財務・会計力
- 決算書の分析
- 簿記の仕組みの理解
- 資金繰りの改善
これらは、普段の融資業務で当たり前のように行う仕事ですが、この財務・会計力も非常に役に立ちます。
特に経理職、財務職に転職した場合は非常に強いです。
なぜなら、数字をまとめるだけではなく、プラスαの提案ができるから。
いや、一般企業の経理の人も色々提案してるでしょ?
と思うかもしれませんが、
実は「日々の伝票整理や決算書の作成を事務的に行っているだけ」という経理職の方も多いのが現状です。
ここから一歩踏み込んだ
- 財務諸表の分析
- キャッシュフローの改善
- 税金対策
などは会計士に任せていたり、放置している会社も多いんです。
実際にあなたが今担当している取引先でも、出来ていない企業が多いのではないでしょうか。
もし、このプラスαの仕事をこなす人材が社内にいたらどうでしょうか?
当然、重宝されますよね。
この財務・会計力は、会社のことを経営的に考える力にも繋がるので、役員などから頼られることも多くなるでしょう。
事務処理力
あなたは銀行・信用金庫の仕事をしている中で
どうして金融機関は事務処理がこんなに細かいんだ…
と思った経験はありませんか?
金融機関はその性質上、事務処理が本当に細かいです。
実は、普段当たり前のようにさせられているこの事務処理は、他業界から見ると相当レベルが高いです。
例えば、あなたが丁寧な仕事が求められる総務職に転職した場合、非常に高いパフォーマンスが発揮できるでしょう。
実際に他社に転職した後、
こんな雑な事務処理で大丈夫なの…?
と思う方も結構います。
普段、当たり前にやっている雑務などの事務処理も実は立派なスキルの1つになっているんです!
文書作成力
金融機関では、
- 稟議書
- 意見書
- 伺い書
- 営業日報
など、様々な書類を作成しています。
特に意見書などは、何度も担当部署から突き返されて、何度も書き直して…
かなり苦労しますよね。
しかし、この経験が知らず知らずのうちに非常に強い武器になっています。
この文章作成力は、どの仕事においても絶対に役に立つんです。
他の企業でも、仕事をしていると
- 提案書
- 報告書
- 議事録
など、様々な資料作成をする機会があります。
信用金庫での経験があると、これらの資料を、どれも質の高いものに仕上げることができます。
実際に、僕も転職先で
この議事録めちゃくちゃ分かりやすい!
さすが経験してるだけあるね!
ありがとうございます!
(議事録なんてろくに書いたことないぞ…)
という経験をしたことから強く実感しています。笑
普段の当たり前の作業が立派なスキルになっているのは嬉しいですね!
ストレス耐性
金融機関の仕事にはストレスがつきもの。
- ノルマに対するプレッシャー
- 何も獲得できなかったときの上司からの詰め
- 取引先からの理不尽なクレーム
など、ストレスを抱える場面は多々ありますよね。
実は毎日このストレスに耐えていることも、立派なスキルになっています。
一般的に、金融機関出身の人間は「ストレスに強い」と言われています。
近年では、企業もハラスメントなどに敏感になっており、
ストレスに強い人がいいな…
と思っているのが本音でしょう。
ストレス耐性が高いというスキルは、時代的にも非常に重要になってきています!
銀行検定など一部資格は転職先で活かせない
逆に使えないスキルってあるの?
結論、銀行検定など、業界内の資格です。
たとえば
- 銀行検定(財務、税務、法務)
- SCO(コンプライアンスオフィサー)
- PSM(個人情報取扱者検定)
など。
これらの資格は、他社でアピールしても「何それ?」となる資格です。
そのため、転職の際に金融機関特有の資格ばかりをアピールをするのは避けましょう。
ただし、
- これらの資格によって得た知識
- FPや宅地建物取引士などの国家資格
は十分アピールできる部分なので、資格に関する全てが活かせないわけでは決してありませんよ!
スキルを活かせる仕事は転職サイト&転職エージェントで探そう
活かせるスキルが意外とあることは分かったけど、どうやってスキルを活かせる仕事を探せばいいの?
というあなたには、「転職サイト」または「転職エージェント」へ相談してみることをオススメします。
特に転職エージェントを利用すれば、
- スキルを活かせる企業探し
- スケジュール調整
- 職務経歴書の添削・面接対策
- 給与アップなど言いにくいことの交渉
など、様々なサポートを完全無料でやってくれます。
もちろん、本格的に転職する前段階のキャリアについての相談だけでもOK。
転職エージェントは転職成功のための必須ツールです!
転職エージェントって種類がいっぱいあるけど、どこがオススメなの?
と思ったあなたは、
- 僕自身が転職エージェントを利用した実体験
- 今の仕事で様々な転職エージェントから話を聞いている実体験
- 実際の利用者の口コミ
をもとにまとめたこちらの記事を参考にしてください。
≫【最新版】銀行員・信用金庫職員におすすめの転職エージェント!【完全無料】
僕は自分のペースでコツコツ転職活動したいよ!
というあなたには、転職サイトがおすすめです。
転職サイトについても、僕の実際に利用した経験や、他の利用者の口コミからオススメのサイトを紹介しています。
よければ参考にしてください!
≫【最新版】銀行員・信用金庫職員におすすめの転職サイト!【無料】
まとめ
- 営業力
- 財務、会計力
- 事務処理力
- 文書作成力
- ストレス耐性
- 銀行業務検定など、一部の資格
銀行・信用金庫での普段の仕事を頑張っている時点で、あなたには、すでにどこでも十分通用するスキルが身に付いています。
金融機関のスキルは専門的だから転職したら通用しない!
金融機関のスキルは中途半端!
などというネガティブな意見に振り回されずに、自信を持って転職活動に臨みましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
コメント